お互いを尊重しあえるように
恋愛をして結婚をする、と言うハッピーな途中経過が通常は“ハッピーエンド”を言われる。
しかし、この場合のエンドとは恋愛と言う二人の間におけるエンドであって、決してそこから先のエンドではありえない。
どうしてかと言えば、その“ハッピーエンド”の時点から新しい二人のスタートが切られるからだ。
よく結婚式で“ご新郎・ご新婦、お二人の新しい門出を・・・・・・・・・・・”」と司会者が言うのは、結局はここから新しい人生のスタートが切られるのだから、今までの事を“リセット”しなさい、と言っているのだ。
この意味が判っているカップルが以外と多いのではないかと、俺は思っている。
それは、離婚するカップルの数の多さが物語っているからだ。
結婚をしてからも、いつまでも恋人同士のような関係を続けたいと願い、そうなるように努力をしているのだろうが、しょせん恋人同士の時代とは根本的に違うことがある。
何が違うかと言えば、それは“生活に対する責任”があるかないかと言うことだろう。
独身時代には自分の生活だけを考えていればよかったのだが、結婚をすればそうはいかない。
二人はお互いの将来の事を考えて、ビジョンを描き、それに向かって歩いて行かなければいけないことになる。
もっともこの事は恋人同士である時に、それとはなくお互いに語り合ったりするべきことなのだろうが、たぶんそのような話はしていないのだろう。
だから、家庭を持った瞬間から人生に対する責任が発生したかのように感じていしまうのかも知れない。
この人生に対する責任と言うことを、きちんと恋人時代に語り合っていれば、家庭を持った時にどのような事を基準に生活をしていかなければならないのかと言うことは、全く明確になっているか何の問題も無いのだが、ただ享楽的に恋人時代を過ごしてしまう人達が多すぎるから、実生活との乖離に悩み離婚してしまうのかも知れないと考えられる。
もっと、恋人同士である時期に、この実生活に付いてお互いに忌憚のない話し合いをするべきだと、俺は思う。
そうすれば、もっとお互いの事を知ることができるし、結婚に対してと言うよりも、人生に対する考え方を理解できる訳だから、そうそう婚姻関係に破綻が起こるようには思えない。
自分を飾らず、相手に自分を押し付けず、お互いを尊重しあえるような関係を築き上げていく努力をするべきなのではないだろうか。
上辺だけの若者文化ではなく、世界に誇れる日本人の文化を、恋愛関係にもきちんと表していくべきだろう。
将来の自分たちのためにだけではなく、自分たちの子孫のためにも。
